住宅外皮マイスター資格制度とは
住まいの屋根換気壁通気研究会が設立した「住宅外皮マイスター資格制度」は、木造住宅の外皮に関わる技術資格を制度化し、マイスターを認定する資格試験を実施します。同研究会は弊社社長の神戸睦史が理事長を務める一般社団法人です。
設立の趣旨
建物外皮、特に多種の部材の組み合わせで構成される木造住宅の外皮構造には、構造耐力、防耐火、省エネ性など多様な性能が 高度に求められる一方で、外部から浸入する雨水や内部で発生する結露に起因する劣化への対策が備えられていることが不可欠であり、設計施工面でこれらを両立させるためには広範な知識と応用力が必要です。本資格制度は、木造住宅外皮の設計、工事、 資材製造・供給、検査、研究等に携わる技術者が備えるべき知識と技術力のレベルを明確にし、住宅の品質向上に資する有用な 人材の育成と確保に貢献しようとするものです。
資格制度について
資格名称
住宅外皮マイスター
資格者の位置づけ
木造住宅の屋根、外壁、バルコニー、基礎および床下を含む外皮構造、およびその必要性能に関する十分な基礎知識を有し、住宅外皮の性能確保、劣化抑制、基準適合に活用する能力を備える者
受験資格
原則として下記の要件を満たすこと。 木造住宅外皮の設計、工事、資材製造・供給、検査、研究に関わる実務経験が通算合計5年以上の者
資格の有効期限
4年間とし、講習の受講により4年間の更新が可能
試験日程
9月1日(水)-11月30日(火)
12月15日(水)9:30-17:00
1月26日(水)13:40-16:20
2月末
WEB講習会の実施
試験結果の公表(予定)
試験内容
講習および試験科目
建築材料(湿式外壁・乾式外壁・屋根仕上・シーリング材料)
建築各部構造
法規基準および制度
防耐火
検査・点検・補修
断熱および防露
室内換気
防水
防腐・防蟻
雨仕舞・屋根換気・壁通気
資格試験
四肢択一式および記述式(製図課題を含む)試験
出題の範囲となる資料
『住まいの耐久性 大百科事典Ⅰ』『住まいの耐久性 大百科事典Ⅱ』
試験時間
四肢択一式 80 分(上記資料の持ち込み可)
記述式 40 分(上記資料の持ち込み不可)
試験日時
2022年1月26日(水)13:40-16:20
講習料および受験料
講習料8,800円(消費税含) 受験料8,800円(消費税含)
合計17,600 円(消費税含)
※納付は一括とします。原則として講習を受けていない者は受験資格がないものとします。
受験申込
本会ホームページの「2022年住宅外皮マイスター資格制度受験申込フォーム」https://sumaikanki.jp/2021/08/5838にて申込受付
資格制度委員会
一般社団法人住まいの屋根換気壁通気研究会
理事長 神戸睦史(株式会社ハウゼコ 代表取締役社長) 理事 坂本雄三(東京大学 名誉教授 工学博士)
理事 石川廣三(東海大学 名誉教授 工学博士) 理事 岩前 篤(近畿大学 建築学部長 教授 博士(工学)
理事 松尾和也(株式会社 松尾設計室 代表 )
問題作成委員会 (主査)国土技術政策総合研究所 宮村 雅史 (委員)協力団体
協力団体
国土交通省国土技術政策総合研究所 日本建築材料協会 全国サイディング事業協同組合連合会
日本透湿防水シート協会 全国陶器瓦工業組合連合会 関西シーリング工事業協同組合
住宅瑕疵担保責任保険法人 株式会社 日本住宅保証検査機構 住宅保証機構株式会社 株式会社住宅あんしん保証
千葉県建築士会 日本ホームインスペクターズ協会 日本防水材料協会