カナダバンクーバー視察研修に行ってきました
弊社社長の神戸が理事長を務める住まいの屋根換気壁通気研究会が開催した、2024年2月21日~2月25日にカナダバンクーバーでの「Building Envelope(建物外皮)を学ぶ視察研修」に行ってきました。
1日目は、BC 州のエネルギー段階的基準セミナーを受講し、UBC キャンパス内のMass Timber(複数の木材を組み合わせ圧縮・張力強度を向上させた集成材) で建てられた大型木造建築を見学しました。
2日目は高断熱住宅設計の第一人者のChris Mattock(クリス・マトック)氏よりR2000 住宅やパッシブ住宅のこれからのあり方についての講義を受け、地下室における地下浸透水の排水、外壁の防水・気密設計や気候変動から懸念される逆転結露に対する考えなどを講義いただきました。また、BCIT(ブリティッシュコロンビア工科大学)のHPBL(高性能建築研究施設)を視察しました。
3日目は、2 物件のMass Timber 建築施工現場を視察。その後、構造耐震設計の専門家のDorian Tung(ドリアン・タン)氏から「地震のない国の耐震設計」について、また外皮設計の専門家のGraham Finch(グラハム・フィンチ)氏から「重量木造構造の高断熱化」「壁パネルの気密化技術」などについての講義を受けました。
また視察の際には、現地でご活躍中のプロフェッショナルエンジニア・木造構造建築士KIMI ITO(伊藤公久)様より適確な解説をしていただき理解が深まりました。
3日間を通して、貴重な現地の現場視察や、講義など大変充実した視察研修となり、参加者の皆様からも満足のお声を多く頂戴しました。
参加者の皆様は5日間の研修お疲れ様でした。