社長コラム
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関西サイディングニュース7月号コラムをアップデートしました。

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今日つれづれ

神戸睦史<ハウゼコ>

子供と和歌山へ海水浴に行ってきた。そこには、たくさんの木造の海の家があった。しかし、数年前、一斉になくなり、代わりに、コンクリートでできた海の家が1軒できた。そして、温かみと便利さが無くなった。

子供と2人で行くことが多く、「少し子供を見ておいて」とか、「大きなボートの空気入れさせて」とか、今振り返れば、無料サービスが多かった。支払は全て”つけ”で、帰るときに精算できるため、現金を持つ必要がない。高級ホテルのプライベートビーチと同等のサービスではないかと、今になって思う。今年、その海の家の跡地に新しく海の家ができた。そこには、今風の若いお兄ちゃんとお姉ちゃんが、レゲエのBGMを流しながら、カクテルとフードを売っていた。おしゃれにはなったのだが、触れ合いは無くなった。毎年行っていたので、子供の成長を身近に共有し、まるで親戚のおばちゃんのように、一緒に子供の成長を喜んでくれていたのだが・・おそらく「不法占拠だ!」とか、「衛生状況の問題だ!」とかが原因で無くなってしまったのだろうが、あまりにも四角四面になりすぎて社会の寛容さが無くなっているように思う。

女子大生へのアンケートでは、プール派が海派の2倍だそうだ。海水浴はべたべたするとか砂がつく等の理由で敬遠されがちなのだ。それだったら、海の家のターゲットも若者を中心としたものだけではなく、小さな子供のいるファミリー層も狙えばよいと思うのだが、残念だ。