社長コラム
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関西サイディングニュース5月号掲載

社長コラム

令和元年5月1日、新しい元号の誕生と共に全国サイディング組合連合会が産声を上げた。。今回は、その元号について調べてみた。日本の元号の始まりは、645年、大化の改新の“大化”が始まりで、1つの元号が平均5年半、今までに248個あるらしい。最長は昭和の62年、最短は暦仁の2カ月。701年の大宝律令で、公文書に全て元号を用いるように規定した為、現在の公文書も元号表記になっている。明治期に皇室典範に記載され、法的根拠が確立したが、戦後GHQに外され法的根拠を失った。昭和54年に元号法が成立し、初めて元号は内閣が決めることになり、平成がその第一号となった。それ以前は、勅命を受けた文章(もんじょ)博士と言われる勘申者が数案を作成し天皇が決めた。歴代の勘申者229人の内、学問の神様の菅原道真の一族が過半数の121人を占めた。元号の始まりは、紀元前140年に漢の武帝が制定した“建元”で、周辺国にも広がった。“天子(皇帝)が、時間と空間を超えて世界を支配する”という思想のもとに生み出された。中国の暦を用いると属国とみなされる為、独自の元号を持つことが独立の証とされた。元号には、3つの種類がある。西暦などの、ある年を起点とするシステム。元号などの、君主の即位を起点とするシステム。インディクティオン(古代ローマ)などの、一定(15年)の年数で循環するタイプ。西暦は、キリストがなくなった日。イスラム歴は、マホメットがメッカからメディナに脱出した622年。タイ・ラオス等の仏教歴は、釈迦が亡くなった紀元前543年。台湾の民国歴は、孫文が南京で中華民国の成立を宣言(辛亥革命)した1912年。北朝鮮の主体暦(チュチェ暦)は、金日成生誕年の1912年。大正元年も1912年。3つとも同じ年なのは偶然らしい。たかが元号されど元号。新しい令和の時代を、みんなでつくりましょう!