関西サイディングニュース3月号コラムをアップデートしました。
今日つれづれ
神戸 睦史<ハウゼコ>
スウェーデンは2010年、100年以上続いた男子の徴兵制を廃止した。しかし、2018年から再び徴兵制を復活する事を決めた。今回は、18歳の男女が対象だ。ロシアがバルト海で軍用機の活動を活発化させていることが復活の理由らしい。そんなことで徴兵制を始めるの?と日本の感覚では思ってしまう。女性も徴兵している先進国は、ノルウェーやイスラエル等あるようだ。ちなみに、アメリカは、1973年にベトナム戦争終結とともに徴兵制を廃止したが、1980年に新たに選抜徴兵法を制定し、18歳から25歳の自国民と永住外国人の男性に徴兵登録を義務化している。
翻って日本はどうだろうか?3月6日に、北朝鮮から在日米軍が標的だと宣言された上に、4発の弾道ミサイルを、能登半島沖200kmの日本の排他的経済水域に落とされた。それなのに、国民はあまりにも無関心なような気がする。(かといって、自分の子供を徴兵制で戦場に行かせたいとは絶対に思わない。)今回、地震やミサイルが飛んできた時に作動するJアラート(全国瞬時警報システム)も機能しなかった。漁船にミサイル発射の情報が発信されたのは、日本海に落下してから20分後だった。「日本までミサイルが届かないと思ったから鳴らさなかった。」と国は言っているが、本当にそんな短時間で判断ができたのだろうか?仮に日本に届かないと思ったとしても、漁民のことを考えたら、発射の情報はJアラートで一報をいれるべきではないだろうか?徴兵制以外のところで、もっと真剣に議論をすべき状況であると思うのだが・・・。