社長コラム
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西日本サイディングニュース9月号掲載

社長コラム

緊急事態宣言が終わり、あと2ヶ月で希望者全員にワクチン接種が終わる。来年4月には、治療薬の発売も予定されており、いよいよ出口が少し見えてきたのかなと感じる。

昨年、大学生になった娘が登校できたのは数えるほど。この1年半はZOOM授業ばかりで、クラブやサークル、そのほか学生らしいこともほとんど出来ずに、就活説明会の案内が届いた事に驚いた。ZOOMでのコミュニケーションが日常の学生たちが就職する2年後は、どのような世界が始まるのだろうか。

私が30歳の時に出現したウィンドウズ95は、仕事のやり方を一変させた。ちょうど、父の会社に入って2年。イニシアチブをとるためのツールとしては非常に有益だったのだが、今後はやられる側として迎えなければいけないことに戦々恐々としている。

企業は、在宅勤務にシフトすることによって、大きな経費削減ができることに気づき、コロナの治療薬が発売されても、元には戻らないだろう。そして、営業活動もリアルでの訪問は少なくなり、人と人のつながりが希薄になってくる世界に抗うのか、従うべきなのか、そのバランスが難しい。

いずれにしても、自分が若い時に感じた、若い人たちのお荷物になるおじさんにだけはならない様、努力していきたいと思う。