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小屋裏(屋根裏)に発生する結露とは

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小屋裏(屋根裏)に発生する結露とは

ツーバイフォーや木質パネル工法の住宅でよく見かける、屋根の内側空間を利用する小屋裏収納やロフト部屋。一般の在来工法と比べ、小屋裏にたくさんの梁や束を使用する必要がない分、まとまった空間を提案する事が可能です。

この場合、断熱方法は天井断熱ではなく屋根断熱となりますが、特に気を付けなければならないのが屋根の内部結露です。キッチンや浴室、洗面から排出される温かく湿気を帯びた空気や、人から出る水分は住宅の上まで上昇し屋根裏へ到達します。ちなみに人の1日当たりに出す湿気の量は皮膚から600ミリリットル、呼吸から400ミリリットル出ており、4人暮らしの家族が1日中家に居た場合に出る総量は4リットルという事になります。形状こそ違いますが、それらが空気中にあるのと同じ状態です。そして冬の寒さで冷えた屋根に接することで結露を起こすのです。

そして冬場ごとに結露が起きるため、やがて野地板や垂木等の屋根下地は腐りや劣化がすすみ、グラスウールなどの断熱材は水が染みたような状態となります。そして黒カビの発生やダニなどの害虫が繁殖し、喘息やアレルギーなどの健康被害を引き起こす要因となり、住宅の被害とともに住まい手に重大な悪影響を及ぼすことになるのです。

こうした現象は、普段雨漏りと判断されるケースが圧倒的に多いです。しかし実際は室内の温かく湿った空気が寒い冬の屋根付近で水分に変化することで生じた結露の場合がほとんどと言えます。その証拠に、夏はいくら湿っていても屋根裏が水で濡れている状況は見られません。近年の日本の住宅では相当多く見られえる症状だと考えられています。

 

こうした結露を防ぐ為に、断熱材を隙間無く充填するなどの正しい施工や、湿った空気が滞留しないよう屋根裏の充分な通気・換気の確保が挙げられます。屋根と断熱材の間に通気層を作り湿気の通り道を設け、換気棟を設置することで出口を確保し、逃がしてあげることが不可欠なのです。屋根は壁よりもはるかに気候の影響を受けやすく、そのため住宅の耐久性の維持や長寿命化において、最も要求性能が高い部位です。しかしながら、外壁の分野では直張り工法から通気層工法が一般的化したが、屋根は未だに直張り工法が主流なのです。

ここ数年、屋根下地に断熱層を設ける屋根断熱のトラブルは増え続けています。そしてこの問題は木造でも軽量鉄骨造でも起こりえるのです。

その様な問題を解決するために、先程も述べたように換気棟を設置し換気の出口を確保する必要があります。

 

換気棟は屋根形状や屋根材ごとに製品化し、両棟換気、隅棟換気対応のスピカシリーズ。片流れ棟換気のベガシリーズ。雨押え換気のベテルギウスシリーズなど適切な納まりと業界トップクラスの換気量を提案。換気棟を連続して設置することも可能で、小屋裏全体をくまなく換気する事が可能です。

弊社では、自社工場内の「ハウゼコ住まいの換気研究所」にて防水性試験を行い、実際の暴雨に近い条件下で風と雨を吹きつける「送風散水方式」や圧力差を利用し細かな隙間の防水性を確認する「圧力箱方式」による厳しい試験を経て、雨漏れが確認されなかった製品のみが上梓されます。

小屋裏(屋根裏)の結露を防ぎ、耐久性が損なわれる事無く日本の住宅を守ります。

小屋裏(屋根裏)結露の問題を解決する製品はこちら

https://hauseco.jp/products_category/ventilation/